周瑜は先日争奪戦で手に入れた、孫策の戦器である宝剣「太阿」を眺めていた。

宝剣を手取り、刀身に愛しげに指を滑らせる。

その輝きにうっとりと見入っていると、不機嫌な声とともに剣が取り上げられた。

「公瑾。剣ばかり見て、コレがそんなに大事かよ。」

「ああ、大切だ。」

「ただの剣だろ。上級っていってもたった数%しか最大兵力増えねぇし。」

「その数%が伏兵やダメ計の脅威から少しでも伯符を守ることになると思うと、この宝剣が愛しい。

これを手に入れることができて、嬉しくてたまらないんだ。」

確かに、たった数%の兵力でも撤退を免れることは多々ある。

俺を守るから、「太阿」が愛しいだって?

戦器を入手したことよりも、公瑾のその言葉が嬉しい。

公瑾が喜んでくれるなら、たった数%の兵力UPも素晴らしいものに感じる。

だが、それよりも・・・・・

「今、俺は公瑾の上級戦器が欲しくてたまらない。それがお前を守るから。」

「伯符・・・・」

「争奪戦が発生したら、絶対に手に入れて見せようぜ!!」

まだ、通常戦器である、名刀「盪寇将」に、孫策は誓うように唇を寄せた。






でも、結局最後まで、周瑜様の上級戦器は入手できませんでした〜
残念!!











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