「・・・・寝台で・・・」
と消え入りそうな声で呟いた趙雲の望み通り、二人は寝台へと移動していた。
すでに身体の奥には士元殿の熱を感じていて、
つながった箇所からも、触れられた箇所からも湧き上がる熱に翻弄されてしまう。
士元殿の存在をただ感じて身を任せることしか出来ない。
俺ばかりじゃなくて、士元殿にも気持ちよくなってもらいたいって思うのに、
出来たことといえば、縋るようにしがみつくだけだ。
「ぁあっ・・し・・げん・・・ど・・のぉ・・・・」
身体を揺さぶられ、熱に浮かされながらも求めるようにホウ統を呼んだ。
「子龍っ・・」
応える熱に掠れた声音に、きつく閉じていた目をうっすらと開いた。
涙に煙る視界で、見たものは、
どんなに不利な戦でも見せたことのないような、余裕のない表情で。
なんだか、とても嬉しくて。
思わず、己から接吻を求めるように、唇を寄せていた。
表・・・で大丈夫なのだろうか??