公瑾!!今日は、一つ嘘をついてもいい日なんだぜ!!知ってたか?」
「いや・・・また、異国の言い伝えか?」
「ああ。なぁなぁこうき〜ん。何か嘘ついてみろよ。」
わくわくと覗き込む孫策に、嘘のどこが楽しいのだろうかと理解に苦しむ。
必要ならば、嘘ぐらいつくが、進んでつきたいと思うものではない。
「何でもいいのか?」
「ああ、俺のこと大嫌いとか言ってみてもいいぞv」
まあ、そういうならば、と周瑜は淡々と嘘をつき始めたのだった。
「伯符・・・次の戦のことなのだが・・・」
えっ?なんでいきないり戦の話??これって嘘なのか?
途惑う孫策に構わずに続ける。
「私と、文台様と幼平、それに・・・・蛮勇孫策で出陣してみたいのだが、いいか?」
な、なんだと!!蛮勇だとぉ〜
「なっ、なんで蛮勇となんだよ!!」
「やはり槍2では機動力不足を痛感するんだ。同じ槍兵ならば、幼平のほうが優秀だからな。
それに、魏の騎馬デッキが多い昨今、弓2でしかも柵なしでは心もとないだろう。
ならば、柵もあって、機動力のある騎馬2デッキにしたい。それには君が邪魔なんだ。」
そう一気に言ったあと、にっこりと微笑まれた。
嘘だとわかっていても、邪魔だと言われるとさすがに凹む。
「取り合えず、サブカで試してみるぐらいはいいだろう?」
そう重ねられ、もしかして本気では・・・と不安になる。
メインでって言われたら、嘘だろ〜って笑えるが、サブカで試しになんて言われたら・・・・
無いとは言い切れないような気が・・・・
これって、ちゃんと嘘・・・だよな?
でも・・・・・
「ぜ、絶対に駄目だ!!サブカでも蛮勇となんて絶対にだ〜め〜だ〜!!」
思わず、周瑜の肩を掴み言い募る。
一瞬、目を見張ったあと、周瑜は声を上げて笑い始めた。
「ふふふ〜伯符・・・何を剥きになっているんだ。嘘に決まっているだろう?
そもそも、君が嘘をつけと言ったんじゃないか。」
「言ったけどよ・・・もっと嘘って分かる嘘つけよ。本当っぽくって、焦っただろ。」
「・・・・・・・ならば、伯符も嘘をついてみたらどうだ?」
「やめとく。嘘だと分かっていても、お前に言われると結構凹むぜ?
お前にこんな思いはさせたくねぇからな。」
「それが”嘘”なんじゃないのか?」
「ち、違う!!断じて違うからな!!」
必死に否定する孫策は、またもや周瑜の笑いを誘ったのだった。
周瑜様は・・・そうそう可愛い嘘はついてくれませんよ。