はぁ〜
丘の上で腰を下ろしている趙雲の唇からため息が漏れる。
最近、双弓麻痺矢や人馬号令にコテンパンにやられ、連敗続きなのだ。
もし、これが、俺ではなく、翼徳殿や伯約なら・・・
双弓麻痺矢や人馬号令にも対抗する術があるのに。
俺では、殿のお役に立てないのだろうか?
膝を抱えて落ち込む趙雲の耳に、己を呼ぶ声が聞こえた。
「子龍!」
顔を上げた趙雲の隣にすっと腰を降ろしたのは、ホウ統だ。
「どうしたんだ?何を悩んでいる?私でよければ、言ってごらん。」
趙雲の頭を宥めるように、撫でながら、趙雲が話始めるのを待ってくれている。
その、穏やかな雰囲気に促されるように、趙雲はポツリポツリと話始めた。
「俺よりも、翼徳殿や伯約が出陣した方が・・・・俺では、彼らほど殿のお役には立てないのではと。」
しょぼ〜ん。と落ち込む趙雲の髪を、ホウ統はくしゃっと撫でる。
「人と比べる必要はないんだよ。子龍。」
髪に置いた手はそのままに、ホウ統は諭すように語る。
「誰が出陣するか、決めるのは、孔明殿のお役目だ。
彼が、殿に勝利を捧げるために、振るう采配に間違いはない。
孔明殿の判断で殿と出陣する栄誉に恵まれたのなら
子龍が子龍にできる精一杯で殿のために働けばいいのだよ。」
まだ、不安げに瞳を揺らす趙雲に、宥めるように額に口付けを落とした。
「私も、今度の9コス大会では、殿と子龍と出陣できることになったからね。
私は武力1だが、出陣できるからには、伏兵という特技や知力や、
牽制に使えるだろうこの計略を最大限に生かして殿のお役に立ちたいと思っているのだよ。」
俺にできる精一杯で、殿のお役にたてばいい。
士元殿の言葉が己の中にストンと落ちてくる。
そうだよな。ないもの強請りをしても、仕方がない。
「士元殿。ありがとうございます!!俺、頑張ります!」
やっと、晴れやかな笑みを見せた趙雲を、ホウ統はまぶしそうに見つめていた。
1500HIT踏んだから、ホウ趙書いて〜v
って言われたので、書いて見ました・・・こんなんでいいかい?
私に出来る精一杯で、あなたのために頑張ってみたのだけど(笑)
「連敗(馬趙)」の設定をかりて、ホウ趙Ver.をやってみました。