予想以上の大軍勢を敵に回すという事実を目の当たりにし、
足元から競りあがる恐怖を抑えることが出来ない。
軍を率いる立場として、不安を表に出してはならなと分かってはいるのだが・・・・・
周瑜は己を奮い立たせようと、こんな時にこそ楽しげな笑みを浮かべていた男を脳裏に思い描く。
「伯符、お前ならばこの状況でも笑って挑みかかるのか?」
「くそっ、膝の震えがとまらん。頼む、伯符・・・俺に力を分けてくれ。」
そう呟き、天を仰いだ周瑜の腰に、隣からすっと腕が回された。
「弱気になるなよ。こんな軍勢、俺とお前なら簡単に防げるはずだぜ?」
抱き寄せられる感覚に、耳元に落とされた忘れることのできない声音に、
今までの恐怖が吹き飛ぶほどの衝撃が駆け抜けた。
えっ?伯符???でも・・・どうしてここに??赤壁前哨戦のはずなのに・・・・・・
戸惑いを浮かべ見上げる周瑜に、孫策はフッと微笑む。
「聞いて驚け!!大戦の俺は死なないんだぜ〜
そ・れ・に魏伝だろうが、呂布伝だろうが自由自在に暴れまわれるんだからな!!」
思い描いた通りの笑みを浮かべる姿に、己を包み込む孫策の匂いに、戸惑いが次第に喜びへと変換されていく。
ああ、伯符は、ここにいるんだ・・・
「伯符・・・・・」
寄り添う孫策の温もりを感じるだけで、弾けてしまいそうだ。これ、以上言葉を繋ぐことができなかった。
「公瑾。俺はいつでも、お前の隣に居る。だから・・・・泣くな・・・」
拭うように触れる唇の柔らかな感触に、初めて己の頬を伝う存在に気がついた。
ただ、嬉しくて。
涙の跡を残したまま、周瑜はふわりと微笑む。
せっかく整えてある戦化粧が流れ落ちてるじゃないか?と思うが、そんな姿が無性に愛らしく感じる。
ずっと抱きしめていてやりたいが、ここはまだ戦場だ。
突撃オーラを纏った騎馬隊が視界を過ぎる。迎撃を取るために前にでなければ・・・
「公瑾!!俺の力を分けてやる。だから、ふんばれるだろう?」
お前には俺が付いているんだ。やれるはずだろう?と孫策は周瑜に暗示をかける。
周瑜の身体が赤いオーラに包まれた。
伯符に包み込まれているようで・・・・暖かい。
そして、イベント効果により一瞬で武力9/知力9の弓兵になった周瑜に、
曹操軍は驚くほど簡単に射殺されていったのだった。
孫策の姿を脳裏に思い描く→武力+3(効果時間:戦闘終了時まで)・・・・って魏武の強兵も魏武の大強も吃驚だよ!!
大切なあなたへの想いは、プライスレスっていうか、士気いらず!?
まあ、イベント効果は、皆こんな感じですが、
本当に孫策が力を分けてくれたみたいで、このイベントが大好きvV
一緒に入れたら、孫策が戦闘終了時までイベント効果で、武力4になっても本望だ〜っとか思ってしまった。