周瑜に迫り来る小覇王の進撃(状態のSR孫策/敵)。

斜線上に陸遜(敵)も居るが、進撃(知力7兵力MAX)と知力9が相手では、赤壁の大火での撃破は不可能だ。

しかし、場に残っているのは周瑜と孫策のみ。

(帰城したとしても、撤退したとしても、私が居なくなったこの場で伯符がこの2人と対峙することに・・・)

(ならば、少しでも伯符に有利な状況に!!)

「くっ・・・焼き払え」


赤壁の大火をものともせず更に迫り来る進撃。

目を瞑り、覚悟を決める周瑜。

「かはっ・・ここまでか・・・」


「俺の・・俺の公瑾に・・ダメージUP状態で突撃入れやがったな!お前だけは許さねぇ〜(怒怒怒怒怒)」

迎撃で進撃を昇華させ、槍撃で陸遜を蹴散らす。

陸遜を撃破しても残存兵力5割の孫策は、余裕で帰城できたのだったが・・・・・






自城に戻った孫策はつかつかと周瑜に歩み寄ると、

バシッ

と周瑜の頬を打つ。

「命を無駄にすんな。馬鹿野郎がっ!」

手を挙げられたことに呆然とする周瑜の襟を掴み引き寄せる孫策。

「赤壁の照準を合わせる暇があったら、退けよ!そうすれば、帰城できたはずだろ。」

「しかし、赤壁で敵の兵力を削ったからこそ、その後伯符が有利に戦えたのだろう。私の判断は間違っていない!!」

周瑜は心外だとばかりに言い返すが、孫策も決して引かない。

「うちは4人で立ち回り的には不利なんだ、それを、お前の計略による牽制(プレッシャー)で補ってんだろ。

士気がある状態でお前は何があっても撤退するな!!」

「しかし、今回は・・・」

「うるせぇ!!」

怒鳴り声を上げると孫策は周瑜を掻き抱く。

「本当は・・・俺が、お前の撤退する姿を見たくないんだ・・・」

「伯符・・・・」

先ほどまでとは、一変した孫策の声音に周瑜も冷静さを取り戻す。

「頼むから無茶してくれるなよ。」

「ああ・・・すまなかった。」

(だが、私は伯符のためなら、今後も無茶を厭わないだろう・・・)






13州初戦の話。すみませんでした。周瑜様。焼くより逃げるべきでした。
でも、勝ったから許して。。







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