本日は、殿とメインICでの戦に望む栄誉に恵まれた。

これも、すべて10コス大会のおかげ。

通常より2割増しの兵士達が戦場にひしめいている様は圧巻だ。

これから始まる激しい戦闘の予感に、年甲斐もなく気持ちが高揚する。

枚数が増えれば増えるほど効果が増す全体強化のなかでも、最高の爆発力を誇るのは殿の天啓の幻だ。

殿の号令により、敵を蹴散らす様を思い浮かべる。

殿は効果後撤退することを考慮した上で、人員を選択されている。

全員が効果範囲に入ることは稀だが、

状況が許すならば、ぜひワシも殿の計略範囲に入れて頂きたいものだ。

だが、例え範囲に入れていただけなくても、援護はお任せあれ。

まだまだ、若い者には負けませぬぞ!!

やる気満々の程普の目前で、戦場への扉が開いた。



この度の戦の相手は、7枚大徳で、

SR劉備、SR孫尚香、R黄忠、R関銀ペイ、UC張姫、C夏候月姫、C諸葛セン

序盤はSR姫様の的確な援兵によって、ひたすら回復しながら端攻城に来たR黄忠に若干振り回された。

相手が魅力6枚を有する故、こちらは士気が溜まるまでひたすら耐えるのみ。

R黄忠に対しては、周瑜が横弓で攻城速度を落としつつ、殿と若が交互に乱戦を仕掛け、

あわよくば、士気を使い切らせてしまおうとのことで、

ワシ等3人は逆側の、SR劉備、R関銀ペイ、UC張姫、C夏候月姫、C諸葛センの攻城を防ぐことになった。

3人ではきつい場合は、すぐに公瑾をそちら側に回すぞと言われたが、

少しでも殿の負担を減らしたくて、いいえ、それには及びませぬと、ワシ等3人奮起する。

さすがに、武力差と枚数差が・・・と周瑜が狙いを変更しに動いた瞬間、黄蓋と劉備で一騎討ちが発生した。

ココで勝てば、こちら側は3人で防ぎきれる。

全員が黄蓋へ祈るような視線を向ける中、殿だけは一瞬視線を投げただけでSR姫様に突撃を入れに向かっていた。

一騎討ちの勝利を疑ってもいない殿に、黄蓋の闘志が増すのを感じた。

殿の信頼が我等の力となる。

「我が国が勝利するまで、この命捨てられん!!」

と、黄蓋の元気な声が戦場に響き渡り、劉備の撤退によって武力差の無くなった我等の側は3人で十分になる。

そして、3度目の援兵時に雄飛の時を発動した若がR黄忠を撃破し、

士気差を作った上で、敵軍の攻めも防ぎ切ることができた。

敵はあらかた撃破したが、体勢を立て直すため、一度城に退いた。



城内に戻った殿は、若と周瑜の頭をクシャクシャっと撫で、

「よく耐えたな。」

と笑顔を覗かせていた。

「ガキじゃねぇんだから、よせよ。」

照れて殿の手を払い退けようとする若の髪をさらにクシャクシャにすると、殿は我等の方へと。

先ほどの戦闘の影響で、荒い息を付き城壁に背を預ける我等の姿を見て、殿に苦笑が浮かぶ。

「敵の体制が整う前に打って出る。息切れしている暇はないぞ?」

「なんの、これしき〜」

荒い息を隠せない状態で強がる黄蓋の肩に、殿の手が労うように触れる。

「ふふっ、頼もしいことだ。先ほどの戦闘、よく防いでくれた。お前達の底力には驚かされた。」

「我等、殿のお役に立ててなにより。して、この後はどう攻めますのか?」

「中央は柵があるからな・・・全員で端攻めといくか。お前達の働きで士気差もできたことだしな。」

「しかし、城壁にたどり着くころには、敵の英傑号令が使用可能かと・・・」

「天啓で蹴散らせば良い。だが、さすがに7枚大徳相手では攻城一発が限界か?士気が溜まる前に枚数を減らしたいものだが。」

「殿、先に私を逆端に向かわせてください!!」

作戦を立てていたワシと殿に、韓当が割り込んできた。

逆側に1コス1〜2枚でも戦力を引付ければ、本隊が攻城を取れる可能性は増すに違いない。

コス1の韓当が一番適任だが、完全に囮役になる。

自ら志願された方が、殿としても命じやすいはずで、

それを分かっていて、申し出た韓当を心憎いヤツめと思った。

「分かった。では、頼んだぞ。」

ふわりと空気が動き、一瞬、殿に我等3人が一度に抱きしめられたような心地がした。

物理的には無理な筈なのだが、不思議なものだ。

そろそろ、兵力も回復し士気も十分溜まった。

韓当一人を残し、殿とワシ等は若達と合流した。

「一気に、攻めあがるぞ!!皆、俺に続け!!」

殿に続いて城を出ると、逆側の韓当との位置を計りながら、一気に戦線を上げていく。

攻めに転じた殿の勇姿は、何よりも輝いて見えた。







つづきへ









まずは、程普編です。
10コス大会に関しては、かなりガッツリ楽しんだので、孫策編、黄蓋編、孫堅編・・・と色々やりたいネタは盛りだくさんです。
夢のような3日間でした〜vV
合計で20〜30戦ぐらいしたと思う(笑)







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