敵の布陣を見た周瑜が眉間にしわを寄せる。

非常に不利な対戦相手だ。

おまけに、相手は統一戦中と見受けられる。必死に違いない。

しかし、こちらも征圧戦だ。

負けるわけにはいかないと、必死に対応策を練る。

思考に沈み、次第に険しさを増してゆく周瑜を孫策が覗き込んだ。

「大丈夫だって。俺に任せとけ!!これは、俺の出番だろ。」

「しかし、低武力ばかりとはいえ、武力+8×5枚に雄飛のみでは・・・・」

敵陣営では、虎視眈々と我屍を狙うSR孫堅が、反計を2枚引き連れている。

我屍など、攻城に来たところを焼き払えば済むものを、

範囲が狭まったとはいえ、反計が2枚では・・・・

この戦、私は伯符の役に立てるのだろうか?

計略を封じられたも同然ならば、武力6の私よりも子義や興覇のほうが・・・・



焦る周瑜に、一人で考え込まずに俺を頼れよと思う。

孫策は周瑜の頬に手を添え、顔を上げさせると、

自分に意識を向けさせようと、チュvと啄ばむだけの口付けを送った。

驚く周瑜の瞳をしっかりと見つめ返す。

「反計が邪魔なら、先に俺が撃破してやる。士気が足りなくて我屍が邪魔なら、一騎打ちで蹴散らしてきてやるから。

我屍と刹那号令以外は雑魚ばかりだぜ?我屍無視って他の兵力削っとけば怖くないだろ!!」

周瑜の不安を払拭するように、孫策は自信満々に言い切る。

「そう・・・だな。」

「おう!今日は我屍無視作戦でいくぜ〜」

気楽に言う孫策に自軍の雰囲気が一変する。

伯符といると、どんな相手にでも勝てるような気がする・・・・

幸い、範囲は長いんだ・・・反計をかわすこともできるかもしれない。

たとえ、計略が生かせなくても、伯符のために、最大限に武力6の弓兵の働きをしよう。

周瑜の表情からも不安は消え、闘志が漲り始めていた。



いつも、公瑾に計略で形勢逆転させてばかりで・・・・頼りすぎだったよな。

今日は俺がこの戦を有利に進めてみせるぜ!

取り合えず、開幕我屍は俺が一騎打ちで防いでやる!!

相手も勇猛持ちだが、勝つ気満々の孫策とともに、戦場への扉が開いた。



戦が始まるとSR孫堅が周瑜を探しに迫り出してくる。

どうせ、死んでいくSR孫堅に伏兵ダメージを与えるのは勿体無いと、孫策は牽制のために、前に出る。

SR孫堅と接触した瞬間、孫策の狙い通りに一騎打ちが発生した。

「血沸き肉踊るぜ!!」

勇んで駆け出す孫策を、周瑜は「伯符、どうか勝ってくれ」と祈るように見つめる。

この一騎打ちで序盤の形勢は決定してしまう。

勇猛持ちで効果アップの戦器があるとはいえ、何が起こるかわからないのが一騎打ちだ。

「命を無駄にすんな。馬鹿野朗がぁ!!」

開幕で計略を使う暇を与えずにRS孫堅の撃破に成功した孫策は自慢するようにチラリと周瑜に視線を投げると、

残りの雑魚を蹴散らしにいった。



騎馬の城壁とはいえ、とりあえず一発叩き込んだ堅パパとともに、自城に帰ってきた孫策を

先に戻っていた周瑜が迎える。

「さすがだな。伯符。宣言通りじゃないか。」

「惚れ直しただろ?」

「ああ」

僅かに頬を染めながら、孫策を称える周瑜に

可愛いぜぇ公瑾〜とメロメロになりながらも、戦はまだこれからだと気を引き締め直す。

「これからが本番だろ?我屍無視作戦だからな!!行くぞ公瑾!」

迫り来る敵軍に向かい、再び出陣していった。



実際、「我屍無視作戦」は効果覿面で、ぐんぐん兵力を減らさせていく被我屍対象たちに、

焦ったSRパパは、開幕での息子の忠告も聞かずに、繰り返し命を無駄にする。

いくら武力+8されても、兵力が半分以下の雑魚たちならば、雄飛で余裕で蹴散らせる。

相手がたびたび作る隙を突いて、攻城が入り、結局相手の城ゲージが黄色くなるほどリードが生まれていた。



散々無視され続けたSR孫堅は、雑魚たちに柵を壊させている隙に、

これなら、無視はできまいと端攻城にやってきた。

頑なに無視しつづける、孫策と周瑜と周泰。

ひたすら、雑魚の兵力減に徹する。

しかし、同名のよしみで阻止しに来たRパパにこのまま張り付いていても無駄だと諦めたのか・・・・

「天よ、我が力をしめせ!!」

三度目の命の無駄遣いが行われたと思った直後。

周瑜の近くでも、計略が発動された。刹那号令だ。

思わぬ重ね掛けに驚く4人。

(私の計略はそこそこ、知られているはずだが??・・・・・・by周瑜)

(このタイミング・・誤爆というわけでもない・・か???・・・・・by周泰)

士気計算が苦手な馬鹿君主にも、今、反計できないことはバレバレだぞ・・・・・byRパパ)

(お前ら・・柵壊したのはいいが・・・公瑾の前に一直線に並んでるぞ??可愛いからってなめてると、痛い目みるぜ!!・・・・by孫策)


「や・き・は・ら・え!!」


周瑜が可愛いからって?赤壁の大火を舐めてかかった?曹仁たちは残り10Cで全滅の憂き目にあったのだった。








初めて戦闘前を中心に妄想してみました。
周瑜様が不安になると、孫策が超前向きに導いてくれそうvV
後半はなくてもいいかなって思ったけど・・・
「可愛いからって、なめてると、痛い目見るぜ!!」って言ってみたかったのでv
ちょっと強引に続けてみたり〜〜
いくら、周瑜様が可愛いからって、誰も赤壁の大火はなめてくれないと思う。。。






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