焼き残った男が、消し炭になった孫策を見下ろす。
あれ?ちょっとした悪戯だったのにな〜。
ふふふ〜。呆然とした、アイツの顔は見ものだったけど。
このまま、こじれて、アイツが文台様に慰められるなんて事態になったら、嫌だし〜。
フォローしとこうかなぁ。
「慌てず、体勢を立て直すのだ。」
再起の擁護者が発動され、35secを待たずに孫策が復活する。
「てめぇ〜、何しやがる!!」
飛び起きるなり、孫策は朱治に掴みかかった。
「そんなに怒らなくてもvちょっとした悪戯じゃないですか〜」
ギリギリと締め上げられながらも、朱治に反省の色はない。
「悪戯だぁ??公瑾以外の男と接吻するなんて・・・気色悪ぃぜ〜」
私だって、こんなに可愛いのに失礼な!っと憤慨しつつも笑みがこぼれる。
若の寝顔をみながら、文台様の寝顔を妄想してたら・・・なんか、ムラムラと・・・
気付いたら、身体が勝手に〜
でも、親子だと、唇の感触もにてるのかなぁ?
あぁん。若じゃなくて文台様の唇を味わってみたいなぁ・・・・
ぐふふふふぅ〜vV
「いやぁ〜。若が余りにも無防備によだれまで垂らして寝ていらしたので、つい、悪戯心が・・
まさか、公瑾殿が見ていらっしゃるとは思わずに・・・」
朱治は言い訳をするが、許すつもりがないのか、がるるるぅううう〜!!
と孫策は唸り声を上げている。
朱治は、まあまあ、と孫策を宥めように言葉を繋いだ。
「私に噛み付いていないで。ほら、折角武力が9になってるんですから、
公瑾殿を追いかけて乱戦して来たほうがいいんじゃないですか?」
はっと、朱治を締め上げていた孫策の手が離される。
そうだった、早く追いかけて誤解をとかねぇとな!!
くっそ〜どうせなら、武力じゃなく移動速度を上げろよ〜
待ってろ公瑾!今行くぜ〜!!
孫策は、慌てて駆け出そうとしたが、
部屋を出る瞬間に朱治を振り返ると、殺気を込めた一瞥をくれる。
「覚えてろよ!君理!!ただじゃおかねぇからな!!」
朱治を牽制すると、孫策は今度こそ周瑜を追うために駆け出した。
こぉ〜き〜ん。と周瑜を呼ぶ孫策の情けない声音と、けたたましい足音が廊下に響き渡っていた。
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