孫策はSR孫堅に呼び出されていた。
なんか、褒められているようだけど、早く終わってくれないかなぁ〜早く公瑾の元に戻りたいのに。
戦闘中も、前後も君理がうざくて、公瑾とゆっくり話すどころか、声すら掛けられなかったし。
こんなこと、始めてだ。うぉおおおお〜欲求不満だぜぇ〜
気もそぞろな様子に、諦めたのか、やっとのことでSR孫堅から開放された。
自由の身になった孫策は周瑜の姿を求めて自城へと急いだのだが・・・・
城に戻ると、すでに中には誰もいなかった。
嘘だろ〜俺を置いて皆帰っちまったのか??ちょっと、へこむぜ〜
公瑾は絶対に待っていてくれると思ったのにな。
もしかして、君理に邪魔されて、声すら掛けれなかったことを拗ねてるとか?
それなら、それで可愛いよなぁ〜
こうなったら、一刻も早く帰って公瑾の顔を拝まなきゃ我慢できないぜ!!
孫策は、兵士達を置き去りにする勢いで帰路に着いたのだった。
孫策は帰り着くなり、一目散に周瑜の部屋を目指した。
しかし、部屋はからっぽで、帰っている気配もない。
あれ?急ぎすぎて、途中で入れ違いになったのか?
いや、どんなに急いでいても、俺が公瑾を見逃すはずはないだろう。も〜どこに居るんだよ!!
「若!お早いお帰りですな!!」
周瑜を探すため、駆け出そうとしていた孫策は、己を呼び止める声に振り返った。
近づいてくるのは、黄蓋だ。
「おう。今日は、ありがとな〜。助かったぜ!!」
「いや。礼には及びませんぞ〜。若の役に立てたのなら嬉しい限り!」
何故か、満面の笑みで応える黄蓋に、機嫌が良すぎないか!?と疑問を感じる。
まあ、いいか。悪いことじゃないし。それより、今は公瑾だ!!
「なあ、公瑾がどこに居るか知らないか?先に帰ったのだろう?」
「帰ってはおりませぬ。もう一戦あると、君理に引っ張られていきましたぞ。てっきり、若も共に出陣されたものと・・・・」
えっ!?ってことは、俺の方が置いてきちまったってことか?
そもそも、まだ一戦残っていたなんて、俺は聞いてないぞ!!
ん??待てよ・・・確か、君理が”私はもう一戦、進撃殿と出陣してから帰ります”って言ってたような・・・
うわぁあああ〜それに公瑾もってことか?絶対に駄目だ!!あんな危険人物と共に出陣なんて。
口説かれたりしてるんじゃ?公瑾がなびくとも思えないが・・・それでも心配だ。
「・・・・・・・迎えに行って来る。」
続きへ
次で(やっと)完結します!!