いくら待っても来ない周瑜に焦れた孫策は、

いつまでかかってんだよ親父〜こうなったら中断させてやるぜ!っと

先ほど、堅パパと周瑜が打ち合わせをしていた部屋までやって来た。

しかし・・・部屋は暗く、人の気配はない・・

あれ?終わったのか?なら、なんで公瑾が俺のところに来ないんだよ?

まさか、忘れられてんのか?



周瑜の部屋の前までやってきた孫策は、

光が零れ、人の気配もある室内に、なんだ?部屋にいたのかよ?

じゃあ、俺との約束は・・・忘れられたってことかぁ〜

結構、落ち込むぜ・・・・・

少し、拗ねつつも、扉を叩く。

「おい。開けてくれよ、公瑾!!」

呼びかけるが、返答がない。訝しんだ孫策が扉に手を掛けようとした瞬間。

薄っすらと扉が開き、周瑜が顔を見せた。

なぜか、普段よりも、表情が堅い気がした。


「お〜い。公瑾〜一緒に飲もうって言ったじゃないか・・・忘れたのかよぉ〜」

不満げな声を出す孫策に、周瑜は、すっと視線を反らす。

「すまない・・・・今日は気分が優れないんだ、後日でいいか?」

なぜ目を反らす?なんで、俺を見ないんだ?


「ああ・・・でも、大丈夫なのかよ?」

問いつつ、頬に手を伸ばすが、周瑜はすっと避けるように後退さる。

「大丈夫・・・・だから・・・」

大丈夫とはとても思えぬ声音に、体調が悪いのだろうか?と心配だ。

しかし、孫策が次の言葉を発する前に、パタリと扉が閉じられてしまった。




周瑜は、孫策が立ち去ったのを確認すると、閉じた扉にもたれ掛かるように身体を預ける。

はぁ〜、だめだ、今はまだ、孫策と平静に話せるだけの余裕が持てない。

思わず追い返してしまった・・・気分を害してしまっただろうか。

明日、きちんと謝らなくては・・・約束を反故にしたことも含めて・・

そして、彼とのことも・・・伯符に直接聞いてはっきりさせよう。

きっと、私の誤解なんだから。

大丈夫。私と伯符の絆はこんなことで、途切れるようなものではないはずだ。



取り合えず、今日は寝てしまおう・・・・


寝台に潜り込んだ周瑜は、穏やかとは言い堅い、眠りへと落ちていった。





続きへ








結局、いじめが始まるのは次回からです・・・
なんか、思ったより進みませんでした↓







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