周瑜は退出していく軍師達を見送る最中に、張昭に声を掛けられた。

「殿が随分と焦れておいでの様じゃ。今後のことはまた明日にでも。いや・・・明後日のほうがよろしいかな?」

「では・・・・お言葉に甘えて明後日に。」

しばし迷った末に、そう答えていた。

孫策が早く2人になりたくて焦れていることなど分かっている。

でも、浮かれて箍が外れたら、他の全てを疎かにしてしまいそうで、我慢を強いてしまった。

張昭は冗談のつもりで言ったのだろうが、この状態で互いに火が付いたら・・・・・

張昭は一瞬驚きの表情を浮かべたが、

ふぉっふぉっふぉ〜まだ若いのぉ〜と笑いながら立ち去っていった。




扉を閉めると、やっと孫策と2人になる。

ジリジリと焼け付くような視線を感じながらゆっくりと振り返った。

まだ距離はあるはずなのに、強烈な存在感がそこにあった。

「公瑾。こっちに、来いよ。」

己を呼ぶ声に引き寄せられるように歩を進める。

少し見ないうちに、声も顔立ちも雰囲気も随分大人になったと思う。

だが、急激な成長を遂げても、私を惹きつけて止まないその瞳は変わらぬままだ。

あと数歩というところで、座したままだった孫策が立ち上がり、一気にその距離が縮まった。

「伯符・・・・・」

孫策をこの腕で感じたいという衝動が渦巻いているのに、動くことが出来ない。

ただ呼ぶだけが精一杯だった。

「どうした?まだ、何かあるのか?」

「えっ?」

「お前が”俺に溺れて疎かにしなくないこと”が、まだ残っているのか?」

頭を左右に振ることで否定すると、力強い腕に引き寄せられた。

孫策の匂いと温もりに包まれる。

「やっと掴まえたぜ。もう、我慢も限界だったからな〜」

「私もだ。」

抱擁にこたえて、孫策の背に腕を回した。

触れた箇所から湧き上がるこの情動は、きっと歓喜だ。

孫策の側に在れることが、彼を支え、共に歩めることが何よりも嬉しい。

しばし無言で互いの温もりを確かめ合った。


「公瑾・・・」

静かな声で呼ばれ、埋めていた胸から顔を上げた。

「もう、放せねぇからな。」

「離れるつもりなどない。」

誓いを込めて、唇を重ねる。

何度も角度を変えながら、貪るように口付けを繰り返す。

「・・・・んんっ・・・伯符・・・」

久しぶりの口付けに翻弄され、立っているのが精一杯になる。

力が抜け崩れそうになる身体を、孫策の腕に支えられた。

以前よりも、力強さを増した腕に身を委ねる。

口付けを解くと、孫策の息も上がっていて、

互いの余裕のなさに、笑みが零れる。

「ふふっ、困ったな。伯符と話したいことが山ほどあるのに、一度触れたら、抑えが効かなくなりそうだ。」

「話なら後で幾らでも聞いてやる。今は、言葉なんか忘れるほど、俺に溺れさせてやるぜ。

でも、困ったなぁ〜。張昭に言った”明日から宜しく頼む”って言葉は嘘になりそうだ。」

「それならば、すでに明後日と言い直してある。」

「お前・・・そんなこと言っていいのかよ?火が付いた俺は手加減を知らんぞ!!」

「望むところだ。」

孫策は、間近で魅惑の微笑みを浮かべる周瑜の頬にそっと触れた。

再会した時、顔色が悪いんじゃないかと心配したが、どうやら見間違いのようだ。

以前よりも輝きを増した美貌が、意図的に魅惑の笑みを浮かべて孫策を誘う。

孫策は、誘われるままに再び唇を重ねると、少々手荒に周瑜を床へと押し倒した。








大戦3の策瑜の今のところのイメージは・・・
大戦3の孫策は、武将コストが上がったから、以前より存在感が増していると思う。
武力が3上がって周瑜との武力差も開いたから、以前より周瑜を押し倒したりしやすくなってそうな気がする。
孫策も周瑜もお互いに知力が上がったから、ちょっと大人になってると思う。
周瑜はあまり大きな変化はないけど、孫策の方は見違えるほど強くなったので、
周瑜は孫策の急激な変化に始めはちょっと途惑ったりしても可愛いと思うけど・・・・
知力10になったので・・・・・そこまであからさまに可愛い反応はしてくれないかも〜
ってな感じです。

対戦を重ねていくうちに少しずつ変化はしていくかもしれませんが・・・







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