「はっはっは、それはまた・・・苦労をかけるな。」

「なんの、なんの〜。勢いのある若者達と出陣しておりますと、若返る心地が致しますでな。」

「そうか。今後も、息子達のことを頼む。」

「はい。お任せを。」



周瑜は、孫策と孫堅と共に英傑伝に出陣することになった。

孫堅と共に出陣するのは久しぶりで、少々緊張しながら、兵錬場に足を踏み入れると、

孫堅と軍師張昭が談笑しているところだった。

周瑜が、ゆっくりと歩み寄ると、ちょうど張昭との話を終えた孫堅が、周瑜の姿を捉えた。

「おっ、公瑾!!やっと来たか!!」

「お待たせして、申し訳ございません。」

「気にするな。お前達と戦に出るのは久々ゆえ、楽しみだ。」

「私も楽しみにしておりました。伯符も、直ぐに来るはずです。」

「ならば、策を待つ間に模擬戦でもどうだ?」

「あっ・・・・私で、宜しければ。」

周瑜は、しばし躊躇したあと、孫堅の誘いを受けた。

兵錬場の中央へ進み、互いに剣を構えて向かい合う。

孫堅と対峙した周瑜の脳裏に、悔しがる孫策が浮かんだ。



孫堅と共に出陣することが決まったのは、昨夜のことで、

知らせを聞いた孫策は、出陣前に孫堅との模擬戦が出来るかもしれない。

互いに、武力上昇してから初の立会いになるから楽しみだとやる気を漲らせていた。

私が先に模擬戦に挑んだと知ったら、抜け駆けしたと文句を言われそうだ。

だが、悪いのは遅刻した伯符だ。

私も、機会があれば文台様の胸をお借りしたいと思っていたのだから。



「どうした?公瑾?」

「いえ、なんでもございません。」

周瑜は、孫策を脳裏から追いやると、目の前の孫堅に意識を集中させる。

「手加減は?」

「いりません。」

「ふっ、ならば、来い!!」

余裕を浮かべる孫堅の表情を崩してみたい。

周瑜は、果敢に攻めかかっていった。



数度打ち合う内に、周瑜の快心の一撃が、孫堅の首筋を捕らえかけた。

寸でのところで、防いだ孫堅に楽しげな笑みが浮かんだ。

今まで、周瑜の剣を余裕で受け止めていた孫堅が、一気に攻めに転じる。

孫堅の剣戟は、一撃一撃が重く、受け流さなければ力負けしてしまう。

上手く受け流しつつ反撃を狙う周瑜に、孫堅の攻めが激しさを増す。

だが、間に合わずに、まともに受けることになった一撃に、周瑜の体勢が崩れた。

その隙を逃さず、繰り出された孫堅の剣に、周瑜の剣が弾き飛ばされた。



「っ・・・・・はぁ・・・参りました・・・」

剣をしまった孫堅を見上げると、スッと顎を捕まれた。

「すまん・・・手元が狂った。傷になってしまったな。」

最後の一撃で、勢い余った孫堅の剣が、周瑜の頬に浅く傷をつけていた。

白い頬に走る傷から、一筋の血が流れる。

「いえ、大した傷では・・・・・・」

傷の程度を確かめようと伸ばした周瑜の手が孫堅に阻まれる。

そして、孫堅の唇が血を拭うように、周瑜の頬に触れた。

唇は直ぐに離れていったが、顎を捉えたままの手が離れていく気配はない。

立会いの余韻で上がった息と、互いの汗の匂いが交じり合う。

周瑜は、孫堅の首筋をじっと見つめていた。

逞しい首筋を流れる汗の軌跡に、視線が吸い寄せられる。

「文台様・・・・・・」

「ん?ああ、これは消毒だ。」

そう答えた、孫堅の声が言い訳じみて聞こえる。

再び孫堅との距離が縮まった。












パパのイベントを出すために、孫堅・孫策・周瑜の7.5コスで英傑伝に挑んだのですが、
景気付けに、模擬戦を選んだら、一回目は、パパ瑜だったので妄想してみました。
でも、実際は・・・たった2度しか打ち合ってくれなくて、玉4つ・・・
2戦目前にはさすがに無駄遣いできないと、訓練にしたところ、まさかの玉5つ!!
訓練の4〜5倍の兵糧つぎ込んだ模擬戦で、訓練以下の成果って・・・・・・
パパ・・・いくらなんでも手加減しすぎです(笑)


SR孫堅を手に入れたとき、始めに目が行ったのが、逞しい首筋でした。
汗が伝っていて、しかも、水を飲んでいたりして、喉仏が上下している様とかを妄想すると、
男の魅力満載な感じで素敵だなぁ〜っと。









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