(今日はさぼってないから大丈夫だよな?)
孫策は昨夜飲みそびれた酒を携え周瑜の部屋を訪れた。
「今日は酒を飲もうぜ」
すでに寛いでいた周瑜は
「月夜だしな」
と立ち上がり杯を用意する。
孫策は杯に酒を満たし一気に呷ると、杯を傾ける周瑜をじっと眺める。
「・・・・・美味いな・・・」
呟く周瑜に孫策は満足げな微笑みを向け、周瑜と月を肴に杯を重ねていった。
不意に肩に重みを感じると、耳元ですぅ〜すぅ〜と寝息が聞こえる。
「おい。寝るには早えぇぜ?」
髪を梳き頬に触れるが起きる気配はない。
「(無防備な寝顔も)悪くねぇな。」
孫策は周瑜を抱き上げ、そっと牀榻に降ろすと、隣に潜り込んだ。
温もりを求め胸元に擦り寄る周瑜に「可愛い奴」と抱き寄せながら、孫策も眠りに堕ちていく・・・・・
〜翌朝〜
周瑜は目を覚まし、瞬きを繰り返すうちに、孫策の腕の中にいることに気付き息を飲む。
ふと見上げると、朝日を受けキラキラと輝く銀髪に、つい手伸ばした。
硬めの髪に指<を差し入れると、いきなり孫策の目が開いた。
余裕の笑みを浮かべる孫策と驚きに瞳を見開く周瑜の視線が絡み合い、どちらからともなく唇が触れ合った。
触れるだけの接吻を繰り返し、額を合わせ微笑み合う。
「「おはよう」」
周瑜様はおいしい食べ物に出会うと思わず「美味い」って呟いちゃったりするがいい〜v