孫策がもし、蛮勇孫策だったら・・・っとうっかり妄想したら出来てしまった物です。
蛮勇孫策×孫堅風味になっておりますので、
実の親子では・・・さすがにちょっと・・・って方はブラウザーバックで戻ってください。
無問題な方はスクロールしてください。
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「「と、殿ぉおおおお〜」」
慌てる程普と黄蓋の様子を窺がう孫堅はとても楽しそうに見える。
いや、振り回されている様を完全に楽しんでいるぞこの酔っ払いは!!
しかも、俺を当て馬にするつもりかよ!?
息子だからって侮るなよ・・調子に乗ってると痛い目みるぞ。
孫策はズンズンと孫堅に近づくと、おもむろに酒を口に含んだ。
「おい、策?・・何をすっ・・・・ぅ・・んんっ」
自分で誘ったくせに、驚きに目を瞠る孫堅の顎を掴むと、閉じることの叶わなくなった唇に躊躇うことなく食らい付いた。
肩に掛かる手に押し返そうと力が込められる。
本気の抵抗を全力で押さえつけた。
ふっ、その不利な体制で勇猛持ちの俺との勝負に勝てると思っているのか?
甘いな。親父!!
逃れようとする唇から飲み込み切れない酒が零れ首筋を伝った。
だが、折角親父の御所望通り、飲ませてやってるんだ。
全て飲み込むまで許す気はないと、更に口付けを深めた。
逃げる舌を追い詰め、吸い上げる。
「・・・・・ふっ・・・・・・んんっ・・・」
なんだよ?鼻に抜ける吐息が、ずいぶんと色っぽいじゃないか?
俺と親父の接吻を止めたくても止められなくて、オロオロと見守るばかりな老将達には悪いが、
誘ったのは親父の方だと開き直る。
いつの間にか喉の奥へと消えていた酒と、艶めく吐息に満足した孫策はゆっくりと口付けを解いた。
「はっ・・・・ぁ・・・・・この、馬鹿息子がぁ・・・」
「随分な言い草だなぁ〜」
口付けの余韻で潤んだ瞳で睨まれたって、余計そそられるだけだ。
「・・・公瑾にばれたら・・・・消し炭にされるぞ。」
「ふっ、親父が言わなきゃばれないだろう。
それとも・・・息子を誘惑して口付けを強請ってしまった・・・すまんな、公瑾。とでも言うつもりかよ?」
「なっ・・・・この・・・・」
憤りに言葉を詰まらせる親父に、俺を責めるのはお門違いだろう?と主張する。
「被害者顔すんなよな。誘ったのは親父だろ?」
「・・・・息子のくせに・・可愛くない・・・・・」
「そう言う、親父は意外と可愛いいな・・・・・」
再び、近づくと首筋を濡らしていた酒を舐め上げ、鎖骨に吸い付いた。
くっきりと肌に痕を残してやる。
「うっ・・・・・・んんっ・・」
肌への刺激に応じて漏れた声音が甘かった。
おい・・・息子の愛撫に感じちまっていいのかよ?と苦笑が漏れる。
思いっきり、突っぱねる腕に逆らわず身体を離すと、悪戯な笑みを浮かべた。
「親父こそ、お袋への言い訳考えとけよ〜」
親父の怒鳴り声が鳴り響く前に、呆然と見つめる老将達に、後は宜しく〜と視線を投げると、
意外と楽しんだ孫策は上機嫌でさっさと退散していった。
雄飛孫策ならパパに惑わないから安全vって思ったのは、
親子だからではなく・・・・・私が赤壁周瑜様を好きすぎるからだけだったらしい(笑)
別に、蛮勇孫策も、パパの魅力に惑ってるわけではないですが。